声が聞こえる。何処か遠くのほうから
空のひろがりの彼方の
僅かに繁みの見えているあたりから
あるいはさらにそのむこう
いま残照が淡く記憶をとどめているあたりから。
「声」より
1932年11月11日東京市板橋区に生れる。1952年早稲田大学第一文学部(仏文専修)に入学。1956年早稲田大学大学院文学研究科に入学。1962年早稲田大学文学部専任講師に嘱任される。以後、助教授、教授を経て、2003年3月に退職するまで、同校に勤務した。1965年詩集『光と風のうた』(遍歴の会)。2003年早稲田大学を定年退職。同校名誉教授となる。2007年詩集『新しい朝の潮騒』(舷燈社)
*amazonでもご注文いただけます。