メー・ティは墨子である。墨子の影に隠れているのはブレヒトだった!
愛敬浩一の新詩集は、現代詩の「歳時戦記」か??転換?が必要なのだ!
いま、?詩のことば?は、氾濫する情報言語の前で土下座しているのか。
その「静謐必死」への問いかけに、詩人は身を挺し、創作してきた作品の数々で、飴玉を嚙んだり、ときには舐めるように応えてきた。愛敬浩一の詩作は、塹壕の休息を想起させる。また、虚妄な愛や希望に直面するときの、心構えとしても読める。
詩の構想と実践が、現代社会から逃亡し、それらを蓄える必要を満たすこともなく、豊かな対話の自由へ、と拓かれないものであるなら、何の詩であろうか。―ーーー 石毛拓郎
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