詩業50年 日常を見据えた詩的活力の集成
この詩人は、日常のどんなできごとにさし向かう時も、現実をしっかり凝視する眼と心を持っている。
その記述が淡淡と平衡を保っているのは、詩精神の勁さによるものだろう。(伊藤桂一)
門田照子の詩の営為が、方言詩を世に問うことから始められているということは、なかなか暗示的である。
その特殊な語りのからりとして強烈な説得性、訴求力。豊後弁という生きた言葉のひびきは、意味は半解ながら言葉自体がしたたかな酒のような、ビートのきいた詩の魅力だった。(菊地貞三)
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